番屋二号館
ここ番屋二号館(観光案内所)では、美濃祭りで使用される美濃和紙で飾られた花みこしを見ることができます。
美濃を代表する祭りに担ぎだされる花みこしは、まるでサクラの花が乱舞したように見え、にぎやかでウキウキした気分になります。現在のような花みこしは昭和初年から始められたものですが、年々盛んになってきています。 元は江戸時代の雨乞い行事である「町騒ぎ」に端を発するものだと言われています。みこしの花は地区ごとで微妙に色の違いを見せ、祭りの情緒をいっそう味わいのあるものにします。そうした花みこしを紹介する、番屋二号館です。 |
花みこし [いわれ] 江戸時代の雨乞行事に「町騒ぎ」があり、各町内がいろいろなものを作って若衆連がかつぎ踊りました。やがて、この作りものの一つに「花みこし」が現われ、明治期の祭礼にはいくつかの町内が花みこしをかつぐようになりました。大正期になると各町内が次々にみこしを作りましたが、現在かつがれている花みこしと金色の鳳凰を乗せたみこしの2種類がありました。そして、昭和初期になると青年団が、全町内のみこしを和紙の産地らしく美濃和紙で造花を飾った花みこしに統一するように申し合わせがされ、現在の花みこしになりました。まるで美しい桜の花が乱舞したようでとてもきれいです。 【竹(しない)の数】1基:約350本 【花の数】1基:竹の長さ大中小の3種類に1本平均300枚 【大きさ】1基:花をつけると、直径約5m、重さ約 500kg 【花巻作業(花つくり)】1基:約2か月(各町内の全世帯が参加) 【かつぎ手】1基:約60人 ●美濃まつり(花みこし) 毎年4月第2土曜日の午前9時から午後3時に町内を乱舞 |